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東京・池袋で2019年4月、暴走した乗用車にはねられた母子ら11人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)に問われた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三被告(90)を禁錮5年とした東京地裁判決が17日、確定した。遺族の松永拓也さん(35)は記者会見し、「争いではなく、やっと2人の愛してくれた私に戻って生きていける」と涙を流した。

 控訴期限の16日までに検察、弁護側双方が控訴しなかった。事故で妻真菜さん(当時31歳)と長女莉子ちゃん(同3歳)を亡くした松永さんは17日午前、検察からの連絡で判決確定を知った。発生から882日。2人の仏壇に向かって手を合わせ、心の中で「終わったよ」と語りかけたという。

 公判では、飯塚被告から謝罪の言葉はあったものの、ブレーキとアクセルの踏み間違えをかたくなに否定する姿に絶望した。時に「刑務所に入ってほしい」と強い言葉を使ったが、刑務所で心から2人の命と向き合う時間が被告には必要と考えたからだ。

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