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近代日本が生んだ最大の大馬鹿者外交官と言えば、松岡洋右を置いて他には無い。

彼の独善的で思い上がった思考・行動は、彼を近代史上まれにみるピエロに仕立てた。

相手がどう考え、何をしようとしているか慎重に推し量ることも無く、彼は「自分は全てを知っている。世界と世界の政治家の心理は全てお見通しで自分の考えているように奴らは動く」と無謀にも考えて、実際に行動してしまった。

その結果、よりによってヒトラーとスターリンと言う稀代のワルを手玉に取ろうと仕掛けて、逆に完全に手玉に取られてしまった。

全てが終わったあと、つまり日本を取り返しのつかない状況に追い込んで後戻りが出来ない状態になってから、彼は初めて自分がヒトラーとスターリンに完全に裏をかかれ利用されたことに気付く。

そして彼は「私はとんでもないことをしてしまった」と激しく後悔して病床に伏せるようになり結局病死してしまう。

気が小さい男だったんですな。
次期総裁候補にもいませんか? こんな人。

アメリカの大学を卒業し、英語を流暢に話す。西欧文化を理解している。雄弁。が、態度は荒々しく、すぐに喧嘩腰になる。

これは河野太郎のことではなく、満州への侵略を非難されて国際連盟を脱退した松岡洋右のことである。

しかし奇妙なほど2人はよく似ている。
河野太郎を見ていると昭和天皇が嫌い抜いたという松岡洋右を連想してしまう。

松岡は話が長く天皇相手でも相手の様子を無視して好き勝手に話し続けられるという度し難い性格をしていた。