AIでワクチン保管冷蔵庫の異常を検知 別府大学が導入

http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20210920/5070010878.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

新型コロナウイルスのワクチン接種を進める上で欠かせないのが保管時の適切な温度管理です。
学生などに職域接種を進めている大分県別府市の大学では、
AI=人工知能を活用したワクチンを保管する冷蔵庫の異常を検知するシステムを導入しました。

厚生労働省によりますと、不適切な温度管理などを理由に全国で廃棄された
新型コロナウイルスワクチンは職域接種だけでも、8月末時点で1万6680回分に上っています。
こうした中、学生や教職員を対象に職域接種を進めている大分県の別府大学では、
県内の警備会社の協力を得てAI=人工知能を活用した温度管理システムを導入しました。
このシステムでは、冷蔵庫の温度計をAIが30分ごとに読み取り、担当者が離れた場所にいても
パソコンなどで状況を確認できるほか、異常があった場合はメールで知らせてくれます。

医療従事者ではない人たちが慣れないワクチンの管理業務を担う中で、
課題を解消する切り札となるか期待されています。

大学側にシステムを提案した警備会社の平皓己取締役は「ワクチンの温度管理は全国共通の課題であり、
この取り組みがワクチン接種を担う人々の負担軽減につながればうれしい」と話していました。

09/20 09:49