>>82
サラサラした溶岩で、日本だと1983年の三宅島の噴火なんかが似ていそう

サラサラした溶岩は見た目が派手だけど、
いくらサラサラでも、人の足より速く流れることはまずないので、避難ができて人的被害は出にくい

粘っこい溶岩で、分かりやすいのが雲仙岳の平成噴火における溶岩ドーム
流れずに積み上がって、崩れることで火砕流になってしまった

同じような形で13世紀の新潟焼山は、火砕流が日本海まで22kmも流れ下った

もっと怖いのは、マグマが溶岩ではなく、泡立ちながら一気に天高く舞い上がる勢いで噴出するパターン
空気に触れて軽石になり、高熱を帯びた軽石が、
流動性の高い火砕流として一気に流れ下ってくる、いわゆるプリニー式噴火

噴出量自体が多くなるから、火砕流が巨大化しやすい

雲仙岳のいわゆる「大火砕流」は100万m3だけど、本格的なプリニー式噴火の火砕流は数千万から数億のオーダー

カルデラ噴火になると、たとえば阿蘇山のAso-4火砕流は2,000億m3