英誌エコノミストがまとめた世界の安全な都市ランキングで、デンマークの首都コペンハーゲンが初の1位に輝いた。
新型コロナウイルスの世界的大流行や、「安全」の概念の変化が上位の変動につながった可能性がある。


エコノミスト誌調査部門の「安全都市指数(SCI)」では、デジタルセキュリティーや衛生面の安全性、インフラ、治安を考慮して世界60都市をランキング化している。
今年は新たなカテゴリーとして環境安全も加わった。

これまでは例年、東京やシンガポール、大阪といったアジアの都市が上位を占めてきたが、今年1位の座に輝いたのは欧州の都市だった。


コペンハーゲンは100点満点中、82.4点を上げて初の首位を獲得。
昨年は8位だったが、新たに導入された環境安全分野での高スコアが主因となり、トップに踊り出た。

コペンハーゲンのラース・バイス市長は報告書で、同市が安全な要因として犯罪率の低さに言及。
現在はここ10年あまりで最も低い水準にあるとの見方を示した。

このほかコペンハーゲンの特徴として、社会的まとまりの強固さや比較的小さな貧富の差も挙げた。


2位以下ではカナダのトロントが82.2点で僅差の2位、シンガポールが80.7点で3位に入った。

オーストラリアのシドニーは80.1点で4位に終わったが、デジタルセキュリティーの分野では1位に立った。
2019年首位の東京は80.0点で5位だった。

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2021.09.18 18:00
https://www.cnn.co.jp/travel/35176883.html