アメリカ政府は、東京電力福島第一原子力発電所の事故のあとから続けていた福島県をはじめとする日本の食品の輸入規制を撤廃したと発表しました。

アメリカは福島第一原発の事故のあと、日本の食品の輸入規制を開始し、21日の時点では、
福島県や岩手県、宮城県など合わせて14の県の延べ100品目が対象となっていました。

アメリカは日本時間の22日付けで輸入規制を撤廃したと発表しました。
日本にとって、アメリカは世界で3番目に農林水産物や食品の輸出額が大きな国で、去年1年間の輸出額は1100億円余りにのぼっています。

今回の措置で規制が続いていた福島県産のコメや栃木県や茨城県産などの原木しいたけの輸出ができるようになるということです。

農林水産物の輸入規制をめぐっては、EU=ヨーロッパ連合も来月から輸入規制の一部を緩和すると発表しています。

一方、中国や韓国、台湾など14の国と地域では輸入規制を続けています。
農林水産省は「一部の国はアメリカがどのように対応するか注視していたとみられるので今回の撤廃は大きな影響があるはずだ」とと話しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210922/k10013270891000.html

米国、福島原発事故後、10年続けた日本産食品輸入規制を撤廃
https://jp.sputniknews.com/business/202109228703099/