東日本大震災の復興工事をきっかけに見つかった出土品を展示する企画展が、23日岩手県宮古市で始まりました。

 宮古市民文化会館で始まったこの企画展は、県文化振興事業団が主催したものです。会場には復興工事をする前の発掘調査で出土した石器や土器のうち、宮古市内で見つかった477点が展示されています。

 田老地区の三陸沿岸道路の工事現場でみつかった縄文時代後期の土器は、狩りの成功を祈って作られたとみられていて、弓矢や落とし穴がデザインされています。そのほかアイヌ民族の儀式と関連が深い奈良時代の土器も展示されていて、震災復興をきっかけに明らかになった地域の歴史を学ぶことができます。この企画展は26日まで開催されています。

9/23(木) 15:50配信
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