2019年7月、バージニア州のグリーンスプリングコミュニティーで54人が咳や肺炎などの症状を訴えた。
同コミュニティーはフォート・デトリック基地から車で1時間ほどの距離にある。
同州の保健当局者によると、同年夏に現地の呼吸器疾患症例が50%近く増加した。

同年7月、ウィスコンシン州で謎の電子タバコ肺炎が流行した。
患者は息切れや発熱、咳、嘔吐、下痢、頭痛、めまい、胸痛などの症状を訴えた。
この時から米国では過去に例がない全国的な肺損傷疾患が爆発的に流行した。
同年12月17日までに、50州で延べ2500人以上の入院が報告された。