新型コロナウイルス対策をめぐり西村経済再生担当大臣は、プロ野球やJリーグの関係者と会談し、
ワクチンを接種した人などを対象にした制限の緩和に向け、円滑な検査の実施や、
感染者の有無を調べる方法などについて、調整を進める考えを示しました。

政府は、日常生活の回復に向けて、ワクチンを接種した人や検査で陰性が確認された人は、
飲食店の利用や県をまたぐ移動などの制限を緩和していく方針です。

これを前に、西村経済再生担当大臣は、27日午前、プロ野球やJリーグの関係者と会談し
「今月23日時点で、ワクチンの2回の接種を終えた人がおよそ56%となり、来月中頃には、順調にいけば、
現在のイギリスやフランスと同程度の60%台半ばになる。ワクチンの接種証明や検査の陰性証明を組み合わせ、
感染拡大防止と日常生活の両立を図ることにしている」と述べました。

その上で、制限の緩和に向けて、▼コストの負担のあり方や、▼現場で、どのように円滑に検査を実施するのか、
さらに、▼イベント後の感染者の有無をQRコードを活用して調べる方法などについて、事業者側と調整を進める考えを示しました。

西村大臣は、午後には、音楽イベントの関係者と意見を交わすことにしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210927/k10013278401000.html