日本製鉄は29日、瀬戸内製鉄所呉地区(広島県呉市)の第1高炉を休止した。昨年から一時的に稼働を止めていた呉地区第2高炉と、関西製鉄所和歌山地区(和歌山市)の第1高炉も9月末のタイミングで恒久休止に切り替え、日鉄の国内高炉は11基体制となる。

 高炉休止は、国内の鋼材需要の縮小傾向に合わせ過剰な生産能力を削減するのが目的。呉地区第1高炉は29日午前3時20分に送風を停止した。第2高炉と和歌山地区第1高炉は、新型コロナウイルス流行に伴う需要急減を受け、再稼働が可能な状態で一時休止していた。

共同通信 2021/9/29 17:08 (JST)
9/29 17:10 (JST)updated
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