日本人のルーツについては、土着の縄文人と大陸から渡来した弥生人の混血という説がこれまで有力視されてきた。しかし、中国メディアの百家号はこのほど、最新の研究結果で新たな説が浮上したことを紹介する記事を掲載した。

 中国では「秦の始皇帝」から不老不死の薬を探すよう命を受けた「徐福」という人物が、大勢の若い男女を引き連れて日本に渡ったという伝説が広く知られているためか、日本人のルーツに興味を持つ中国人は非常に多い。

 記事が紹介したのは、金沢大学や鳥取大学などの国際研究チームが行った研究で、12体の古代日本人のDNAを解析したものだ。このうちの3体は金沢市で見つかった約1500年前の古墳時代の人骨で、DNA解析から、縄文人や弥生人にはなく、現代日本人に見られる東アジア人特有の遺伝的な特徴が見つかったという。

 記事は、今回の研究によって、日本人のもう1つの先祖集団として「古墳人」が新たに浮上してきたとし、この集団には織物や土木の知識があり、大陸から日本に「古墳を作る技術」を持ち込んだと伝えている。実際のところ、1991年の時点ですでに日本の学者が、中国大陸から渡ってきた弥生人と土着の縄文人の混血が日本人のルーツという説を出していると記事は指摘した。しかし、今回の研究結果をもとに、一部では「現代日本人の直系の祖先は古墳人と考えられる」と主張する声もあると伝えた。

 記事は、この新説について、多くの日本人は受け入れているようだと伝えているが、今わかっているのは日本人の先祖にはいくつものルーツがあり、大陸からの渡来人はその1つということであり、今後はまた新たな発見があるかもしれないということだろう。(編集担当:村山健二)

2021年9月30日 11時12分
https://news.livedoor.com/article/detail/20949292/
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