2021年10月7日 4時38分

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211007/K10013295171_2110062117_2110070438_01_02.jpg

熊本県苓北町にある天草陶磁器の窯元では、早くも来年のえと「とら」の置物づくりが始まっています。
国の伝統的工芸品に指定されている天草陶磁器の、苓北町にある窯元の1つ「内田皿山焼」では、先月中旬から来年のえと「とら」の置物づくりが始まりました。

地元産の「天草陶石」を細かく砕いて水と混ぜ、型枠に流し込んで「とら」の形を作って素焼きにしたあと、職人が絵筆を使って体のしま模様や目鼻を描きます。

このあと、うわぐすりをかけて窯で焼き上げると、縦横7センチほどの「とら」の置物が完成します。

置物は透明感のある焼き上がりで白や黄色など3種類あり、窯元では合わせて3000個つくる予定です。

内田皿山焼の代表の木山健太郎さんは「置物を手に取って、少しでも明るい気持ちになってもらえればうれしく思います」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211007/amp/k10013295171000.html