【この親にしてこの子あり】ʕ´• ᴥ•̥`ʔ

(前略)秋篠宮殿下結婚の儀にあたっては、誠に僭越で畏れ多いことながら、悩んだ末に、私なりの考えを藤森昭一長官に伝えた。
秋篠宮殿下は、紀子様と一刻も早く結ばれることを願っていらした。私は真実、国のためを考え、内閣からの助言として、「先帝陛下の喪が明けるまではお待ち願いたい。日本には一般の家庭にも公序良俗があります。ましてや、天皇家におかれましては」と、申し上げた。
秋篠宮殿下結婚の儀は、昭和天皇の喪が明けた1990年6月29日につつがなく執り行われた。
(『政治とカネ―海部俊樹回顧録―』より)