[ 2021年10月11日 15:22 ]

 ボスニア・ヘルツェゴビナ北部のシルバッツ在住のボイン・クシッチさん(72)が自分で作った一軒家を自力で改修。「好きなときに好きな景色を窓から見ていたい」という妻のユビツァさんの願いをかなえるために、基礎部分が360度動く「回転ハウス」の一戸建てを完成させた。

 クシッチさんは独学で建築を学び、ユビツァさんと結婚したときも自分で一軒家を作っており、3人の子どもを育てながら何度もリフォーム。「ベッドルームに日差しが欲しい」とした妻の要望に応えて、一度はリビングとベッドルームをそっくり入れ替える大作業も行っていた。しかし「これでは尋ねて来た人が誰だかわからない」と言われてまた大改修。
そして末っ子が結婚したのを契機に再び“建築家”に変身し、モーターと軍用車両のホイールを使って家の真下に“回転テーブル”を設置して、スイッチを入れればいつでも窓の外の風景を変えられる世界でただひとつの?民家に仕上げた。

 なおAP通信の取材に応えたクシッチさんは「玄関も動くので、もし招からざる客が来たら妻はスイッチを入れて玄関を逆向きにすることができる」とジョークを交えて語っている。

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