山本太郎氏に共闘を呼び掛けた立民・吉田晴美氏
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 次期衆院選(19日公示、31日投開票)をめぐって混乱が起きていた東京8区で12日、立憲民主党の吉田晴美候補が街宣活動を行った。

 同区ではれいわ新選組の山本太郎代表が8日に立候補を表明。野党統一候補になるということで、寝耳に水だったほかの野党候補の支援者たちから反発が起きていた。山本氏は11日に同区からの出馬を撤回していた。

 騒動後、初めて公の場に姿を現した吉田氏は用意したメモを見ながら話した。冒頭、立候補を取り止めた山本氏に対して「敬意を表します。つらいご決断だったと思います」とおもんぱかった。続けて、「山本さん、一緒に街宣しましょう。一緒に訴えましょう。政権交代に本気だと共に訴えましょう」と呼び掛けた。

 山本氏は立民との水面下の交渉の一部分を明かしていたが、吉田氏からは説明がなかった。雨降って地固まるとなるかどうか。

10/12(火) 20:17配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20211012-03715246-tospoweb-ent

衆院選東京8区の野党統一候補をめぐる混乱が解決したことを受け、統一候補となった立憲民主党の吉田晴美氏(49)が12日夜、東京・杉並区のJR阿佐ケ谷駅前で街頭演説し、有権者に報告した。

市民が次々とマイクを握りあいさつをする中、吉田氏は最後に登場。この日は演説ではなく「自分の気持ちを正確にお伝えしたく、文章を書いてきました」と語り、書面を読み始めた。

「山本太郎さんのご決断に心から敬意を表します。山本さんはどんなにかつらい決断をされたかと思います。ぜひ、一緒に街宣してう訴えましょう。私たちは街の声を聞いて、命や心を何よりも大切にする政治を実現するために、本気で政権交代する決意を訴えましょう」と述べ、山本氏への感謝のみを語った。

その後は、コロナ禍の中、飲食店が苦しみ、市民が苦しんでいる声を聞いてきたとし「あなたの声を聞き、あなたの涙を見捨てない。あなたの痛みは私の痛み。誰に対しても誠実にありたい」と訴えた。

東京8区をめぐっては、れいわ新選組の山本代表が8日、同区からの出馬を電撃表明した。「東京8区、杉並(区)。石原家のご子息のおひざ元。東京でも最強と、言われる人」とジョーク交じりに明らかにした。

これに対し、吉田氏側は、山本氏の表明は寝耳に水だった様子。地元の支持者は「まったく聞いていない。(山本氏の)わがままだ」。「吉田さんは6年間の活動を通じて、地元とのつながりを築いてきた。上から突然ねじ込まれるような形では山本とは書けない」と怒りの声を上げた。さらに、支持者たちがSNSでも「#吉田はるみしか勝たん」「#吉田はるみを応援します」などのハッシュタグも拡散した。

立憲民主党の枝野幸男代表は9日に「困惑している」と語り、山本氏は、11日に「8区で再度挑戦と決めたのですが、そこには大きなハレーション(悪い影響)が起こりました。結論から言うと東京8区から出ません。降ります」と語った。

関係者によると、東京8区をめぐっては、立憲幹部が小沢一郎氏に調整を依頼し、山本氏を統一候補にという話し合いもあったようだ。だが、正式決定ではなく、吉田陣営の反発も強く、最終的には吉田氏でまとめざるをえなくなったようだ。

吉田氏は演説を終えると、関係者にガードしながら、事務所に駆け込んだ。報道陣からこれまでの経緯を説明するよう申し入れたが、本人は一切、答えなかった。

10/12(火) 19:59配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20211012-40120913-nksports-soci