>>258 からの続き
同条例の犯罪累計は痴漢や盗撮が大半だが、
男性に対しては、つきまとい、威嚇行為等の容疑で告発。
その後、男性は書類送検され、略式起訴で罰金30万円を課せられた。
被告からなにかしら一言謝罪がくると思っていたが、まったくなかったという。

●「あそこの家からバカ笑いが聞こえた」と住民LINEで報告が
さらに同年11月には、角谷さんが居住するU字型の住宅地の中心部分に位置する住民10人を相手取って民事で提訴。
損害賠償を請求し、18年には第一回口頭弁論が行われた。

9年には賠償額を増額し、総額1332万円を請求している。
賠償額には、夫妻の入院、通院での治療費などのほか、精神的被害に対する慰謝料などが計上されている。
長い年月のトラブルだけに資料も膨大で、事実認否に時間がかかっている。
これまで被告側からの和解の申し出もなく、裁判での決着はついていない。

被告側の資料を見て、びっくりするような記述もあったという。
10人の被告を中心に近隣住民たちが、
角谷宅を共同で始終監視している様子が克明に記されていたのだ。

「今、角谷家で馬鹿笑いが聞こえた」 「ナンバー××××の車が角谷宅前に止まっている」

などと、住民同士がグループLINEで逐一やり取りしていた。

●「これは明らかに大人の集団いじめ」

「学校や職場で不幸にもいじめや嫌がらせが発生することがありますが、
家庭が安全である限り、家庭に戻れば安堵の場があります。
しかし角谷さん一家の場合は、嫌がらせが安堵の場であるべき家庭で発生していて、
逃れられないというのが特徴です。