まあ人類ってのは面白もんでさ、古今東西の別なく
身分が上の者は文字通り"上"に位置するんだ。
身分が下の者は上のものを見おろすことは許されない。

ジャップ国でいえば詳細に生活史が書かれた最初の魏志倭人伝の時代からね、
身分の高い"太夫"(ウリは偉大なる大韓人のことと思っているが)に
身分が下の者(同ジャップ民のことだらうw)が話しかけるときは
草むらに入って土下座して話したようにさ、
とにかく身分が下なら下に位置しなければならない。

そういうまさに身分の高低上下が言葉の上でも高低上下というように
物理的に高く上にいるものが、えらい。同じ平地でも上座っていうんすかね。
食事の席でも車でも列車でもエレベーターでも事細かにありますね。
高さはフラットでも上にあるとみなすってプロトコルなわけだ。

まあここにきてのセレブレティーの宇宙旅行もそういうものかもしれないなあ。
より高いところにいるのがえらいなら宇宙はサイキョーだからねえ。
そして山ほどゼニがかかって選ばれた人間しか入ることを許されない。
まさに最高、"最も高い"、ラグジュアリーなわけでね。

そして…ひょっとしたらそういうところもあるのかしらないけど
宇宙から見ると、地球って美しいでしょ? 山岳からの絶景のようにさ。
そう、そこにはね、地上に山ほどある人間たち、もちろん大衆や貧民層だ。
彼ら彼女らが日々苦しむ四苦八苦の八百万の社会問題、何も見えないからね。
色々な意味で当世風な流行なのかもしれないよ