10/19(火) 10:24配信 Web東奥
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f408378491b372ac4aad71af52302c54e0ea0c7

 インターネットの投稿サイト書き込みを巡り、名誉を傷つけられたとして、青森県議の男性(51)=弘前市区選出=が、元県議の男性(40)=同=を相手取り18日までに青森地裁弘前支部に損害賠償などを求め提訴した。県議の男性は、サイトの運営管理者側にネット上の住所に当たるIPアドレス開示を請求するなどして、元県議の男性を特定したという。

 提訴は9月27日付。330万円の損害賠償と新聞紙面への謝罪広告の掲載を求めており、第1回口頭弁論は11月5日の予定。

 県議の男性は誹謗(ひぼう)中傷の投稿者を特定するため、IPアドレスの開示で分かったインターネット接続業者を相手取って発信者情報開示請求の訴訟を東京地裁に起こし、投稿者が元県議の男性であることを特定した。民事訴訟に先立ち県議の男性は今春、同じ案件について名誉毀損(きそん)の罪で刑事告訴。弘前簡裁は元県議の男性に罰金20万円の略式命令を出した。

 訴状によると元県議の男性は昨年2月、県議の男性に関連したインターネットの掲示板に「金で解決してきた県議の恥」「家族かえりみないでおんなはべらかして毎日鍛冶町」などと書き込んだ。

 県議の男性は取材に、民事訴訟提訴は「事実」と認め、「粛々と手続きにのっとって進めていきたい」と話した。元県議の男性は取材に対し、書き込みについて「申し訳ない」と話した。