2021/10/23
 感染再拡大、警戒強化=新たな変異株が影響か
 英国で新型コロナウイルスの感染が再び拡大しているが、21日の新規感染者は7月半ば以降で初めて5万人を超え、死者や入院患者も増加傾向が続き、最近
 特定された新たな変異株が感染を押し上げているとの見方もあり、警戒が強まっているとの事。
 ジャビド保健相は20日の記者会見で、感染拡大の事態に強い懸念を示し、1日当たりの新規感染者が近く10万人に達する恐れがあると警告し、ワクチン未接
 種者やブースター対象者に早急に接種を済ませるよう呼び掛けたが、マスク着用義務化や在宅勤務推奨など規制の再導入は現時点では必要ないとの立場を示
 したが、医療現場からは、感染抑止のため早期の規制再導入を求める声が出ており、全国の医師らが加盟する英国医師会は20日の声明で、「政府が医療と人
 命を守るため即時に行動しないのは大きな懸念だ」と指摘し、政府の元首席科学顧問も「現行の措置では状況を抑えられない。もうすぐ冬が来る。とても心
 配だ」と訴えたが、国内で広がりつつある新たな変異株は現在主流のインド由来のデルタ株から派生した「AY.4.2」で、「デルタプラス」とも呼ばれ、推定
 で感染例全体の6%を占め、感染力やワクチンへの耐性など詳細は分かっていないが、デルタ株より感染力が強い可能性を指摘する見方もあり、当局は厳重な
 警戒を続けるとの事。
※日本国は新型コロナウィルスの第5波が収束し、10/25から東京都・大阪府などの大都市圏で飲食店の時短営業が一斉に解除され、政府与党自由民主党・公明
 党が総選挙で勝利した場合、11月からは第2波第3波の原因となった「GoToキャンペーン」が続々と再開され、デルタ株が蔓延しながらも東京オリンピック・
 パラリンピックを開催し第5波を引き起こした事から、英国と同様に感染再拡大が懸念される。
 この事に危機感を感じる全有権者は、来る第49回衆院選挙では、自由民主党・公明党並びにそれらに媚を売る日本維新の会の公認・推薦する候補者には、
 一切の投票をしない事を強く勧める。

根拠となるデーター:
 第1波 2020/03/01 感染者++++712 死亡者+++13 <−クルーズ船ダイアモンド・プリンセス号下船完了
 第2波 2020/07/22 感染者++27928 死亡者+1003 <−「GoToトラベル」開始
 第3波 2020/12/28 感染者+224621 死亡者+3338 <−「GoTo事業」一時停止
 第4波 2021/04/05 感染者+488051 死亡者+9268 <−大阪府、兵庫県、宮城県「まん防」適用
 第5波 2021/07/23 感染者+862855 死亡者15129 <−東京オリンピック開会式
    2021/10/01 感染者1703350 死亡者17700 <−全緊急事態宣言・まん延防止等重点措置解除

根拠となる報道:
2021/10/17
 岸田文雄、「GoTo」平日利用促進へ
 岸田文雄は、観光支援事業「GoToトラベル」について「昨年の経験を生かし、改良すべきことは改良すべきだ」と述べ、土日祝日の集中的な利用を避けるため、平日の
 利用を促す制度見直しを行う意向を明らかにし、中小零細の宿泊施設での利用を誘導する考えも示したとの事。
「GoTo」について「観光業の皆さんから再開を期待する声は大きい」と強調。ワクチン接種証明と陰性証明を活用し、感染防止対策を徹底した上で再開する意向を示し、
 また、過去の利用状況について「週末に集中してしまっていた」とした上で「平日は少しポイントを深掘りする。こういったことを進めてみたい」と述べた。また、大
 手旅館・ホテルに利用が集中した反省を踏まえ、「中小零細の方には少しポイントを深掘りする」の事。