エヌビディアのアーム買収計画、欧州委が本格調査
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2021年10月28日 2:29

【ブリュッセル=竹内康雄】米半導体大手エヌビディアによる英半導体設計大手アームの買収計画について、欧州連合(EU)の欧州委員会は27日、競争法(独占禁止法)に基づく本格調査に入ったと発表した。アームがエヌビディアの傘下に入ることで価格の上昇などを招く可能性があると懸念している。

アームは半導体の設計図をエヌビディアを含めた顧客企業に提供し、ライセンス収入を得ている。アームがエヌビディアの傘下に入れば、エヌビディアのライバル企業がアームとこれまで通り取引できるかどうか不透明になり、欧州委は価格の上昇や選択肢の減少、技術革新の低下につながる可能性があるとみる。

欧州委は最長で2022年3月15日まで調査を続け、買収を認めるかどうかの結論を出す。買収を認めなかったり、一部の事業売却など条件を出したりする可能性もある。

欧州委のベステアー上級副委員長(競争政策担当)は「調査の目的は欧州で活動する企業が最先端の半導体製品に競争力ある価格でアクセスし続けるようにすることだ」と述べた。

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