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週刊新潮 2019年9月19日号掲載
小室圭さん母が信仰の新興宗教信者「“脱会したら罰が当たるぞ”と脅されてきた人生」

続き
その新興宗教は「大山ねずの命神示(おおやまねずのみことしんじ)教会」。
この教団は目下、横浜市の総本部に12の施設、北海道から鹿児島まで計35の支部、湯河原には立派な温泉宿泊施設まで所有する。
銭湯の主人の立身出世物語にしては出来過ぎた中身だが、公称80万の信者を誇るまでになるには、
カネと女と事件という蹉跌があった。

例えば、75年のピンク教祖事件。フロでのぼせてピンク、ではなく教祖と幹部が絡んだ猥褻事案で、〈新興宗教の“ピンク幹部”女性入信させ乱暴〉
(同年7月2日付神奈川新聞)と見出しが躍る。他の報道も合わせると中身は……教会幹部の男が、自身が入信させた20代の女性信者に、
「婦人科の道を広くしないと腹の毒が出ない」などと言って、何のことはない、彼女の下半身を弄んだ。そのうち男の“神棒”は収まりがつかなくなり、
「私のなすことは神のお告げ」と、“神棒”を“婦人科の道”に押し込んだ。
あろうことか彼女は妊娠。男は流産させようと監禁して腹部を押すなどした。
その後、彼女は教祖に弟子の不祥事を直訴するも、逆に「ヒステリーを起こしている。下腹部も弱っているので治療してやる」と、
「大人のおもちゃ」で“婦人科の道”を籠絡したとされる。

 87年に藤沢市で起こったバラバラ殺人事件は、ホラー映画の作り手さえ青ざめそうなものだ。
男と女が、ミュージシャンの男を殺して死体を解体。鋸(のこぎり)で胴体から頭を切断し、
腹部を切開して内臓を取り出す。その内臓は塩で揉んで数センチ角にして……“取り憑いた悪魔を払う”という理由での犯行だが、
この3人の共通点は教会の元信者だった。
当時、ワイドショーに大々的に取り上げられたものだ。


結果、幹部・教祖共に不法監禁等で検察庁へ送検された(不起訴処分)。