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週刊新潮 2019年9月19日
その新興宗教は「大山ねずの命神示教会」
 ともあれ、ここで圭さんと同世代に当たる現役信者の声も聞いてみよう。
父は彼の両親が入っていたので信者になり、母は自己探求の結果、自主的に入会しました。
その両親からは折に触れ、
「“脱会したら罰が当たるぞ”と脅されてきた人生です。気持ちが落ち込んだりすると、“私の信心が足りないから。
私が教会から離れようとしているから”と思うようになっていました。
両親に色んな悩みを相談しても、“祈願しなさい”と言われるだけ。2人の言葉はない。
“人間に悩みを相談しても悩みが増えるだけ。そんなことを言われても私たちが苦しくなる”という感じで、
“神に親を奪われた”と思ったものです」

小室親子については、
「自分自身を2人の立場に置き換えてみると、“大山ねずの命を信じていたから眞子さまと出会えた、大山ねずの命が付いているから
眞子さまと結婚できる”とか、そういった感覚があると思うんですよね。
これを全能感と捉えるかは人によりますが、“神が近くにいる”という風に私自身も感じて生きているのは事実です」

普段、信者たちが何をやっているかというと、
「毎日朝6時、夕方6時に家族みんなで神棚に向かってお祈りします。正座して二拍一礼し、
“大山ねずの命、古生童子、直使の御魂、代神供丸斎命、天地八百万の神”と唱えてから、
悩みや報告したいことを心の中で伝える。そして、最初と同じ流れで締める。
夕方6時には家にいないことが多いから、外出先から心の中で祈願したり、帰宅してからそうするんです」
 遠く離れた地で、圭さんはこれを欠かさないのか。
教団に、小室一家が信者であるか否かについて聞くと、

「信教の自由と個人情報保護の必要性からお答えできません」

 と回答した。