では改めて「それはGDPじゃなくてPPPだ!」とかいうトンチンカンなツッコミを敢行したアホに向けて色々と

「国際間でGDPを比較する場合、現実の為替レートではなく、購買
力平価による(=購買力平価が成立する)為替レートを使用すべきだ」
https://www.imes.boj.or.jp/research/papers/japanese/kk26-4-4.pdf

各国で公表される賃金やGDPなどのデータの国際比較の方法としては, 為替レートに
よる通貨の換算が一般的であるが, 為替レートは, @貿易の対象にはならない国内の物
価(例えば, 教育, 医療, 建設, 政府サービス等)は反映されない, A投機や国家間の資
本移動の影響を受けやすい――といった問題がある。そこで, 国際比較を行う際に, 国
内の広い範囲の商品・サービスを反映し, かつ資本移動の影響を受けにくく安定性のあ
る換算レートとして用いられるのが「購買力平価(Purchasing Power Parity:PPP)」であ
る。
【OECDのGDP購買力平価】
最も代表的な購買力平価は, OECDによるGDP購買力平価で, GDPに対応すると考えら
れる商品群を算定の対象として計測したものである。
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/databook/2008/01/046-050_c1.pdf