米国とカナダの研究チームは、新型コロナウイルスSARS-CoV-2は記憶障害と調整力異常を招くことを発見した。NBC Newsが報じた。
同テレビによると、アカゲザルを観察した結果、感染の7日後に脳ニューロン損傷の症状がみられることがわかった。特に糖尿病を患う高齢のアカゲザルに顕著であった。
専門家らは、新型コロナウイルスの細胞はヒトの脳にいる間、思考、記憶、感情、気分を司る領域を損傷している可能性があるとみている。
研究チームのリーダーを務めたカリフォルニア大学デービス校のジョン・モリソン神経学部教授は「これは病気の経過として、より危険なシナリオであると考えている」と結んだ。
https://jp.sputniknews.com/20211107/9451454.html