今回コロナウイルスが流行したことにより、判明した事実にはいくつかの興味深いことがある

その一つに、反ワクチン派と呼ばれている人たちの存在だ、この人たちがエボラ出血熱が流行した地域の住民となんら変わりのない反応をしているということが、情けないと同時に実に滑稽で興味深い

たとえ文明が発達しようが技術が進歩して情報ネットワークが組まれようとも、月日が経てば劣化して古く錆びついて見えるものだ

人類は後から思い起こせば、必ずやその各時代でおかしなことや間違った判断をしている
日本から見ればエボラ出血熱が流行していた地域は医療も情報も質が悪く、現地の住民の知識は乏しく正確に物事を判断する能力に欠けていると危惧したものだ

その時、自分たち日本人は彼らより進んだ文明を享受し、あたかも自分たちは彼らより優れていると感じていただろう
だが、実際にはそうでもないことがコロナ禍で証明されてしまったという実に情けない話だ

反ワクチン派の存在がまさにそのことを物語っている
自分たちの無知や勉強不足が招いた誤解が、新しいのモノへの恐怖となって示されてしまっている、情けないことだがこれが現実

これは反ワクチン派だけを責めるわけにもいかないが、反ワクチン派が自分の中にある得体の知れない恐怖を、理解もしようと努力さえせず、他の人たちにも伝播させるような行動をとることは断じて見過ごすわけにはいかない