久しぶりにまた髪の話をしよう。どんなに手を尽くしても抜け毛が止まらないのはなぜなのか?実は毛穴(毛包)から幹細胞が流出するという恐るべきプロセスが進行しているからだという。
 『Nature Aging』(21年10月4日付)で発表されたこの発見は、毛髪の欠乏に悩む人々に衝撃を与えるかもしれないが、希望の光でもある。
 幹細胞流出を食い止めるうえで鍵となる遺伝子も特定されたのだ。
・毛包から幹細胞が流出していることが判明
 米ノースウェスタン大学の研究グループは、生きているマウスの毛包の細胞を緑色蛍光タンパク質で染色し、これをレーザーで照らすことで、加齢によって毛包(毛根を包む組織。毛根を保護し,毛の伸長の通路となる)がどう変化するのか観察した。

 毛包とは、毛根を包む組織で毛根を保護し、毛の伸長の通路となる。皮膚表面から見ることのできる部分は毛穴(けあな)と呼ばれている。
 髪の毛は、「発毛」と「脱毛」の自然なサイクルを繰り返しながら、成長している。
 これまで、こうしたサイクルを経ながらも「幹細胞」は毛包の中に残り、細胞を作り続けるものだと考えられてきた。


 ところが観察の結果、じつは幹細胞が毛包から流出していることが明らかになったのだ。
 これは幹細胞の粘着力が弱まることが原因だ。

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https://news.biglobe.ne.jp/trend/1119/kpa_211119_4552988475.html