連載:きょうも傍聴席にいます。

三宅梨紗子
2021/12/15 16:00

 女の子は、「名前」がないまま、わずか14日の短い生涯を終えた。首を絞めるなどして殺害した罪で起訴されたのは、母親(26)だった。哺乳瓶やベビーカーを買いそろえ、新たな命の誕生を心待ちにしていた被告が、なぜ我が子に手をかけたのか。判決後、裁判長の言葉に涙を浮かべたわけとは――。

 広島地裁で9月30日にあった裁判員裁判の初公判。被告は、白のカッターシャツに黒いパンツ姿で法廷に現れた。毛先の半分ほどは茶髪で、根元は黒。長い髪を後ろで束ねていた。

 広島市安佐北区内の自宅で昨年7月、自ら産んだ生後14日の娘を殺害した――。検察官が起訴状を読み上げると、被告ははっきりとした口調で「間違っていることはありません」と答えた。







「生まれてきてくれて安心」 感じた喜び

 検察側の冒頭陳述などによれ…
https://www.asahi.com/sp/articles/ASPDG4GTNPD9PTIL001.html

https://twitter.com/asahi_gdigimo/status/1471288600184725510?s=20
https://twitter.com/asahi_gdigimo/status/1471284734865158146?s=20
https://twitter.com/asahi_gdigimo/status/1471280996284870656?s=20
https://twitter.com/asahi_gdigimo/status/1471284157896658944?s=20
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)