サンタが街にやって…来ない! 米、コロナ禍で成り手不足
https://www.afpbb.com/articles/-/3381161

2021年12月16日 18:46 
発信地:ニューヨーク/米国 [ 米国 北米 ]

【12月16日 AFP】クリスマスが目前に迫る中、米国では今年、街中で人々に喜びを振りまくサンタクロースの姿はなかなか見られないかもしれない。

 新型コロナウイルスの影響でお祝いムードが控えめだった昨年から一転、今年のクリスマスにはパーティーが戻ってきた。だが、白いひげを蓄え、赤い服を着たふくよかなサンタの人数は、需要に全く追いついていない。

テキサス州の派遣会社「ハイヤー・サンタ(Hire Santa)」の創業者、ミッチ・アレン(Mitch Allen)氏は、「極度のサンタクロース不足に陥っている」とAFPに語った。

 アレン氏によると、企業や学校、商業施設でのクリスマス行事が復活し、今季のサンタ需要は前年比で120%増加した。一方、ハイヤー・サンタの登録者数は2019年比で10%減り、今季は「1000人以上」のサンタが不足している。

 ハイヤー・サンタに登録していたサンタ335人が今年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で亡くなったことも、人手不足の要因となっている。

 多くのサンタが高齢で、COVID-19の重症化リスクが高いことを理由にサンタ業の休職を決断しており、これを機に引退したサンタもいる。

■サンタ養成学校でも志望者減

 コロラド州デンバー(Denver)にあるサンタ養成校「プロフェッショナル・サンタクロース学校(Professional Santa Claus School)」によれば、コロナ禍でサンタの成り手そのものが減っている。

 創設者のスーゼン・メスコ(Susen Mesco)氏は、オンライン授業に移行したものの、流行が始まってから入学希望者は25%減ったとしている。

 AFPのメール取材に応じたメスコ氏は、「この2年間で卒業したサンタは28人だ。例年なら120人はいるのに」と語った。サンタの大半は70歳以上であるため「年齢が大きな要因になっている」という。

(略)

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