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アケボノゾウの化石など7件 天然記念物や史跡 名勝に指定へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211217/k10013392281000.html

2021年12月17日 17時07分

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211217/K10013392281_2112171415_2112171707_01_02.jpg

およそ180万年前に日本列島に生息し、環境に合わせて小型化したアケボノゾウの化石など7件が新たに国の天然記念物や史跡、名勝に指定されることになりました。

17日、開かれた文化庁の文化審議会は、国の天然記念物や史跡、名勝に新たに7件を指定するよう末松文部科学大臣に答申しました。

このうち天然記念物に指定されるのは、滋賀県多賀町の博物館に展示されているアケボノゾウの化石です。

およそ180万年前に日本列島に生息し、自然環境に合わせて小型化した日本固有種で、全身の骨のおよそ7割が見つかり保存状態もよく、進化の歴史を解明するうえで学術的な価値が極めて高いと評価されました。

陸生の哺乳類の化石が天然記念物に指定されるのは初めてです。

このほか、
▽北海道の礼文島桃岩一帯の高山植物群落が、標高の低い土地に多様な種が生息し植物地理学的に貴重だとして天然記念物に指定されるほか、

▽福島県北塩原村の柏木城跡などが史跡に、

▽山口市の徳佐八幡宮参道の桜並木が名勝に指定されることになりました。


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