※NHK 兵庫県のニュース

兵庫県が謝罪 “医師が医療器具の取り扱い誤り患者の腸に穴”
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20211223/2020016523.html

12月23日 19時18分

兵庫県は、県立病院の医師が医療器具の使い方を間違って事故が発生したと発表しました。
患者は腸に穴が開き、2か月間入院しましたが、命に別状はないということです。

医療事故が発生したのは尼崎市にある県立尼崎総合医療センターです。

県病院局によりますと、腸に管を通す「腸ろう」で栄養を取っている60代の男性は、ことし9月、病院で虫歯の治療を受けた際、その管を通して薬を投与されることになっていました。

担当した医師が管についている医療器具の使い方を間違い、その結果、器具が男性の腸の内側を圧迫し、腸に穴が開いてしまったということです。
男性は2か月間、入院しましたが、命に別状はなく、現在、経過観察中だということです。

県病院局は、医師が器具の扱いについての知識が不足していたことが事故につながったとして、詳しくない医療器具を使う場合は専門の医師に確認するよう徹底したということです。

県病院局の八木聰県病院事業副管理者は「大変申し訳なく思っております。今後は、医療安全対策の取り組みを進め再発防止に努めます」とコメントしています。