大手旅行会社HISの子会社2社などがGoToトラベルの不正な申請に関与した疑いが、JNNの調査報道で明らかになった問題で、HISは、子会社の不正を認める調査結果を公表しました。
 この問題は、HIS子会社の「ジャパンホリデートラベル」と「ミキ・ツーリスト」、それにHIS元社長が現在社長をつとめるホテル運営会社「JHAT」が関わったGoToトラベルの申請で、宿泊実態がないなどの不正が疑われているものです。
 HISは、子会社の不正を認める調査報告書を公表しました。報告書などによりますと、ミキ・ツーリストは一部で実態のない宿泊契約をJHATと締結し、「給付金4000万円あまりを不当に折半しようと、組織的に計画されたと推測される事実が明らかになった」としました。
 ジャパンホリデートラベルは、JHATが指定する顧客に企画旅行を販売しましたが、「大部分に宿泊実態が伴っていなかった」として返金すべき給付金やクーポン券の総額は最大6億4000万円あまりに上るとしています。

TBS NEWS 24日 13時34分
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4434652.html