バルミューダ 社外取締役が辞任 発表前に自社株式買い付け
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211224/k10013403231000.html

2021年12月24日 18時39分

新興家電メーカーの「バルミューダ」は、社内規程に違反して、業績予想の上方修正の発表前に自社の株式を買い付けていた、社外取締役が、24日付けで辞任したと発表しました。

バルミューダの社外取締役を辞任したのは、メガネ販売大手「ジンズホールディングス」のCEOの田中仁氏です。

会社の発表などによりますと、田中氏はことし5月、バルミューダが業績予想を上方修正するという内容の発表をする直前に、株式を買い付けていました。

会社は、社内規程に違反し、結果的にインサイダー取引に該当するおそれがあるとして、先月、田中氏を報酬の返上や減額の処分としていましたが、今週になって本人から辞任届が出され、24日付けで受理したということです。

田中氏は、ジンズホールディングスのホームページで「けじめをつけたいと考え、私から辞任を申し入れた。株式を購入できる期間を勘違いしてしまった。あってはならない不注意だったと反省している」などとするコメントを発表しました。

バルミューダは「コーポレートガバナンスの強化と、役職員の法令順守の意識を強化していく」としています。