6千万人の未接種想定せず


米国立保健研究所(NIH)のフランシス・コリンズ前所長は25日までに、米国内で新型コロナウイルスのワクチン未接種者が約6000万人に達している現状に触れ、
ワクチンの優れた安全性と有効性が立証された1年前には想像出来なかった事態との見方を示した。

米PBS放送の取材に述べた。未接種者がこれほどの規模になっている要因については、
ワクチンをめぐる知識の入手手段での段階ではびこっている誤った情報や意図的な情報操作に言及。

これらの情報の多くは虚偽であるとし、「この結果、我々は非常に多くのものを失った」と述べた。

また、NIHは新型コロナのパンデミック(世界的な大流行)が発生した際、人々がどう反応するかを知るための努力をより強化すべきだったかもしれないと指摘。
誤った情報や情報操作がもたらす大きなコストにも目を向けるべきだったともした。

パンデミックに遭遇し、NIHとして向き合うべきだった課題を問う質問に応じたもので、
「我々は多分、人間の振る舞いへの調査に十分な投資をしていなかった」と答えた。
https://www.cnn.co.jp/usa/35181381.html

NIHのコリンズ前所長が未接種者の多い現状について、想定外だったとの認識を示した
https://www.cnn.co.jp/storage/2021/12/25/335578a9fa2ab2ea24436d07b72b031d/t/768/497/d/49fd388e-12c9-4e5c-8e8d-248762c424b4.jpg