※NHKニュース

“孤独・孤立対策” 重点計画決定 24時間対応の相談体制整備
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211228/k10013407161000.html

2021年12月28日 11時47分

孤独や孤立の問題を解消しようと、政府は、24時間対応できる相談体制の整備や人とのつながりを通じてみずからの役割を持てる「居場所」づくりの推進など、具体策を盛り込んだ重点計画を決定しました。

重点計画は、28日開かれた政府の「孤独・孤立対策推進会議」で決定されました。

重点計画では「孤独・孤立は、人生のあらゆる場面で誰にでも起こりうる」として、当事者の立場に立って切れ目なく、きめ細かい施策を推進する必要性を指摘しています。

そのうえで、24時間対応できる相談体制やワンストップの相談窓口などを整備し、支援情報をSNSなどで継続的・一元的に発信するとしています。

また、人とのつながりを通じてみずからの役割を持てる「居場所」づくりや、支援を求める声を上げられない人やその家族などを支援できるよう、意向や事情に配慮しながら積極的な働きかけを行うとしています。

会議で岸田総理大臣は「官・民・NPOが緊密に連携しながら重点計画の政策を着実に進めてほしい。各府省は、現場の声に丁寧に耳を傾け、その声を反映しながら、年末年始を含め、迅速な実行に当たってほしい」と指示しました。