普通にサンダーの火花で火災はおきてる

事故概要

酸素工場空気液化分離設備の定期検査工事において、
起動弁取外し作業のため、協力会社作業員2名(A、B)が保冷槽内に入り、
サンダーで保冷槽の鋼製壁板の切断作業を行っていたところ、

 2名の作業着等が、サンダーの火の粉により着火し火災となり、

火傷を負った。

また、保冷槽外にいた協力会社6名(C〜H)の作業員の内1名(C)は、
保冷槽内から出てきた作業員2名の内1名(B)の作業着の火を手で消したため、
手に火傷を負った。

1名(E)の作業員も当該作業員の消火を消火バケツで行った。1名(F)の作業員は、
消火バケツの水を汲みに行き何回か往復した。
保冷槽内から出てきたもう1名(A)の作業着の消火を1名(G)が消火器で行った。
1名(D)の作業員は、保冷槽内で燃えていた切創防止保護具、サンダー、工事用投光器、酸素・一酸化炭素濃度計等の消火を消火器で行ったが、
消火器の粉を吸い込み気分不良となった

協力会社作業員(H)から元請け会社を経由し連絡を受けた事業所担当者が119番通報を行った。
通報により公設消防車、救急車等及び共同防災消防車等12台出動した。
警戒活動に伴い酸素濃度の測定を行った。その後、救護活動及び鎮火確認を行った。