高校卒業後、御茶ノ水にある駿台予備校に通っていた頃、電車の中で物凄く
タイプな女の子が友達と会話をしていた。一目惚れ状態となってよーし俺も
こんな彼女がいつか出来る様に勉強頑張ろうと思いつつ暫く彼女達の会話を
聞いていたら、どうもその女の子の彼氏が他の女と浮気など遊びグセが激しいらしく悩んでいるらしい事がわかった。
そこで過去の記憶が蘇りいつも俺の
好きになる女の子はヘラヘラした薄っぺらなヤンキーばかりだ。どうして俺の惚れる女の子はこういう奴らばかりを好きになるのか?本当に強くてカッコいい男はそんな奴じゃないのにと怒りも
こみ上げて来たんだが、
と同時に学生時代に世間や先生や目上の
人達からよく聞かされた本当に心の底からやってみたい事をやる事が一番ですと言う事を思い出して、自問自答してみたところ、心の底から今自分が一番欲しいと思える事はあんな彼女が自分にも
欲しい、あんな彼女が出来るなら自分は
何でもするという答えだった。
そうであるならば、自分が最も苦手と
する分野なので全てを捨ててでも
そちらに集中しても出来るかどうかわからないが、全てを捨てて全力で取り組むしか無いと決意して、勉強は全て捨てて彼女を作る事に全力を傾けて
そちら方面の勉強を必死でやって
理想の彼女も付き合えるまでになった。
おかげで高卒となり、まともに勉強して
大学に行っていれば一流企業にでも就職ぐらいは出来たであろうが、
歳をとっても全く後悔はしていない。
自分の本当にやりたいと思った事を
やれた事に今でも当時アドバイスしてくれた大人達に感謝してる。
成功しようが失敗しようがやらなかった
後悔ほど辛いものはないだろうから。