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新型コロナ各国で対応様々 中国は外出した市民が“公開謝罪”、英では規制緩和も

オミクロン株が流行する中、世界でも新型コロナの感染拡大は収まりません。ただ各国対応は様々で、規制の強化ばかりではなさそうです。

■マクロン仏大統領がワクチン未接種者を“下品な言葉”で痛烈批判

新型コロナの1日の感染者が30万人を超えたフランスで今、物議を醸している出来事があります。

問題になっているのは、「マクロン大統領が本音を語る」というタイトルのインタビュー記事です。

インタビューでマクロン大統領は、ワクチン接種に反対している人について・・・

マクロン仏大統領のコメント
『無責任で、もはや市民ではない。とことん、うんざりさせてやりたい』

この「うんざりさせる」というフランス語は「くそくらえ」という意味でも使われる下品な言葉です。
ワクチンを感染対策の柱とするマクロン政権。接種証明がなければ飲食店などが利用できなくなる法案を審議する最中の問題発言でした。

■入院患者増も規制強化行わないイギリス

1日の新規感染者が20万人を超える日もあるイギリスですが、新たな規制強化は行われていません。

市民(女性)
「規制強化するなら、クリスマス前にやるべきでした。今はもうまん延しちゃっていますからね」

市民(男性)
「ロックダウンに戻ったら、ほとんどの人の生活にとって、弊害の方が大きいでしょうね」

さらに、イギリス政府はオミクロン株に対応するため強化した入国規制を緩和すると発表しました。

ジョンソン英首相

「オミクロン株がこれだけ広まった今、現在の規制は感染抑制的に限定的な効果しかない一方で、旅行業界に多大な影響を与え続けています」

現在、入国の際に義務付けられている新型コロナの陰性証明は、7日からワクチンを2回接種した人は免除されることになりました。

■中国では市民が“公開謝罪”

一方、中国では・・・

市民
「何回も外出した理由は、家の中に食べ物がなかったためです。感染症と戦うすべての皆さんに申し訳ないです」

謝罪文を読み上げる男性。感染拡大を受け、約4万2000人が隔離中の陝西省西安で、ルールを破って団地の外に出たということで謝罪に追い込まれたのです。

SNS上では「つるし上げのようだ」と批判も出ていますが、北京五輪まで1か月を切る中、中国の厳しいコロナ対策は続くことになります。

6日 15時34分
TBS