ワクチン売り「王様、このワクチンは私達の国ではバカほど恐がり賢い者ほど打っている貴重なコロナワクチンでございます。王様は打たれますでしょうか?」
王様「なに!そんなワクチンがあるのか?」
ワクチン売り「おや、知らないのですか王様。もしやこのワクチンをお疑いになるのでしょうか?私達の国では低学歴ニート以外は皆打っている有効なワクチンですが。」
王様「も、もちろん知っているとも。なかなか良くできたワクチンだな。では、私も一つ打ってみよう。」

王様「うう、なにやら気分が悪くなって来たぞ。おい、ワクチン売り。これは本当にコロナに効くんだろうな?」
ワクチン売り「王様、疑うのは低学歴ニートだけでございます。副反応が強く出るのは王様が若く美しいからでございます。」
王様「そ、そうか。そうであろう。しかし思っていたより強い副反応で驚いたぞ。」
ワクチン売り「その分コロナに効くワクチンでございます。2回目は更に副反応が強く出るのでこれぐらいの副反応で驚いていてはいけません。」
王様「な、なんだと。更に強い副反応が出るのか?大丈夫なのか?」
ワクチン売り「おや、王様。このワクチンが怖くなってきたのですか?我が国の低学歴派遣社員はワクチンを一回で止める者も多かったですが。王様もお止めになりますのでしょうか?」
王様「バ、バカな事を言うな。もちろん打つに決まっているだろう。これぐらいの副反応で心が折れるワシではないぞ。2週間も待たずにすぐに打とうではないか。ワシは王様だからな。庶民とは違うんだ。」
ワクチン売り「王様がそうおっしゃるならご希望通りワクチンを打ちましょう。」

王様「うう、まさか歩けなくなるとは。3日も熱が下がらず苦しいままじゃ。」
ワクチン売り「大丈夫でございます。副反応は直に収まります。それより王様。このワクチンを国民全員に打たなければパンデミックは収まりません。国民全員分のワクチンを買って頂けますでしょうか?」
王様「も、もちろんだ。国民にも接種させよう。」
ワクチン売り「ありがとうございます。ワクチン2回約1億2千万人分で5000億円になります」
王様「な、なに!そんなにするのか?」
ワクチン売り「おや、王様。国民の命を守るのに費用を出し惜しみするのでしょうか?それではパンデミックは終わりませんよ。」
王様「わ、わかっておるわい。我が国の財力なら5000億円など取るに足らない費用である。今すぐ国民全員分売ってくれ。すぐにワクチン接種を始めるぞ。」

村人A「コロナのワクチン接種だってよ、俺打たなくていいと思うんだけどな。誰もコロナになってないじゃん。」
村人B「お前知らないのか?友達の友達はコロナになって1週間寝込んだぞ。」
村人A「でも治ったんでしょ?死んでないじゃん」
村人B「馬鹿野郎。一歩間違えば死ぬかも知れないし後遺症も出たかも知れないんだぞ。」
村人A「ふーん、君は打つの?」
村人B「もちろん打つよ。」

村人B「うーん」
村人A「どうしたの?」
村人B「いや、注射を打ったら熱が39度出てさ」
村人A「ええっ、それって病気じゃないの?」
村人B「違うよー。これは病気じゃなくて副反応だよー。」

王様「皆の諸君、ワクチン接種は進んでるだろうか?私はこの通りワクチン接種のお陰でコロナにもならず健康そのものである。皆も安心安全だから迷わず打って欲しい。打たないのは愚か者。賢い者は皆打っておる。打って応援。皆でこのパンデミックを終わらせようではないか!」
国民「ウェーーーーイ!!!!」
子供「でも王様杖ついてるじゃん。王様は副作用でギランバレーじゃないか」
国民「おい、ガキ。王様の前でバカな事を言うんじゃない。」
子供「だって王様、免疫下がって帯状疱疹だしギランバレーで杖ついてるし目もよく見えてないじゃん。王様は瀕死じゃないか。王様は瀕死じゃないか。」
王様「ぶ、無礼な。ワシは健康そのものだ。うっ」
なんと興奮した王様は救急車で運ばれていきましたとさ。