2.ドーピング規制を受ける薬物の効果と副作用

1)興奮剤は,A.精神運動興奮薬,B.交感神経アミン系興奮薬,C.各種中枢神経興奮薬の三種類に分類されます.

A.精神運動興奮薬の代表としてアンフェタミンという薬があります.眠気と疲労感をなくし,闘争心を高め,集中力を高める作用があります.しかし,急性の中枢興奮作用としては不穏,めまい,震え,多弁,疲弊,不眠,発熱,多幸感があり,中枢興奮状態に続いて疲労と抑欝状態が現れます.長期間使用した場合には精神錯乱,攻撃性,性欲亢進,幻覚などが現れることがあります.心臓など循環器系への作用として,頭痛,動悸,不整脈,狭心痛,血圧の上昇あるいは下降,循環虚脱がみられ,脳出血や不整脈が原因となって死亡することもあります.アンフェタミンの副作用は使用量が少なくても見られることがあり,また,この薬物は依存性があるため薬物依存状態に陥ります.このアンフェタミンは我が国では覚醒剤取締法によって規制されています.
https://archive.jtu.or.jp/news/dope1.html


 野村貴仁氏が10年前に語り、これまで封印してきた証言を公開する。今回は、清原が「グリーニー」を使用していたという証言だ。グリーニーとは、アンフェタミン(覚せい剤取締法で規制を受ける覚醒剤に指定)系興奮剤。使用すると興奮状態となり集中力がアップするといわれるが、反動も大きく、強い依存性、食欲減退、不眠などを引き起こすとされている。現在は日米球界ともに禁止薬物に指定されている。
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