>>817
ヨーロッパの歴史でも基本的には王位継承は血筋によったよ
たまにナポレオンの部下や親族があちこちの王位継ぐようなイレギュラーもあるにはあるけど
それに王侯貴族が愛人や庶子いることは結構あったし公の愛妾がいたこともあった
有名なルイ15世の愛妾ポンパドゥール夫人とかデュ・バリー夫人とか

ただ妻はひとりだけで愛人や愛妾は妻ではないし、継承権が正式な妻との間の嫡出子にしかなかったから
愛人との間に庶子がいても継げないことが多かったけど
そういう場合でも継承権は親戚に行くことが多く血筋度外視で他人に行くことは稀だし誰でもいいなんて適当な選び方はしてない
王権神授説っても別に神のお告げでその都度の王が選ばれるわけじゃないんだから

スペインのアブスブルゴ朝(ハプスブルク家)で障害のあった王カルロス2世が子供残せず断絶した時にも
王には庶兄フアン・ホセ・デ・アウストリア(先王フェリペ4世の庶子)がいても王位を継げなかったけど
王位継承候補は外国に嫁いだスペイン王女の子孫たちで、王位を継いだフェリペ5世もスペイン王女の孫
現在のスペイン王室もそのフェリペ5世の子孫で、遡るとアブスブルゴ朝、
さらにはその前のカスティーリャにも繋がってるくらい血筋は古い王家に繋がる

「基本正式な妻との子にしか継承権がないから、嫡出子がいない時は親戚に継承権が行く、庶子がいても対象外」なのと、
「王位を継ぐのは誰でもいい、血筋なんて重視されない」ってのは別の話