FRIDAY 1/17(月) 15:02

実に4回目の逮捕となった――。

1月12日、警視庁捜査1課は強制わいせつ容疑で板橋区立の小学校教諭・高橋慶行容疑者(29)を逮捕した。警察の調べに対し「弁護士と相談するまで黙秘します」と話しているという。

「被害にあったのは、高橋容疑者が勤務する小学校の女児3人でした。犯行は、19年10月から20年10月にかけて行われた。現場は、高橋容疑者が受け持つ算数の授業で使っていた教室です。

犯行は公然と行われました。偶然をよそおい何度も女児の胸を触るなど、わいせつ行為を繰り返していたそうです。3人が被害にあったのは、それぞれ別の日。休み時間に、他の児童がいる中で被害にあっていたとか」(全国紙社会部記者)

◆処分教師は8年連続200人超

高橋容疑者から被害を受けたのは、3人だけではない。密室での犯罪もある。21年10月に逮捕された際の容疑は、強制わいせつと監禁だ。

「高橋容疑者は、人気アニメキャラクターのスタンプを持ち歩いていました。『ほしい』とねだる教え子の女児を、誰もいない放課後の教室に呼び出し。教室のカギを閉め胸を触るなどし、その様子を撮影していたようです。『誰にも言わないでね』と口止めされた女児は、半年間にわたり被害を受けていました。

教室だけでなく『学校が終わったら公園に来て』と呼び出された女児は、恐怖を感じ友人に相談します。友人の連絡を受けた学校が調査すると、『私も身体を触られた』と訴える女児が次々に現れた。警察が本格的な捜査に乗り出し、たび重なるわいせつ行為が発覚。今回4回目の逮捕となったんです。押収品からは、女児の身体を撮影した画像が多数見つかっています」(同前)

20年度に、わいせつ行為やセクハラで処分を受けた公立学校の教員は200人にのぼる。8年連続で200人超えとなった。だが、懲戒免職などの厳しい罰を受けたのは200人中96人。うち5人は停職だった。21年5月には、教員によるわいせつ行為をなくすための法律が可決。文部科学省は、免許を失効した教員の氏名や理由を掲載したデータベースの整備を進めている。

元神奈川県警の刑事で、犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が語る。

「大半の教師は、マジメに仕事をしています。しかし、なかには児童に対しゆがんだ性欲を抱く人間もいるんです。彼らにとって学校は、欲望の対象となる子どもと接する機会の多い絶好の場所になってしまう。被害をうけた児童は、トラウマになりかねません。親としても、安心して子どもを預けられないでしょう。わいせつ行為を犯した教師に対しては、厳罰を徹底すべきです」

全国の各学校は、1対1の指導にならないよう教員2人体制の授業にするなど対策に苦慮している。

FRIDAYデジタル
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f3dc128afaa1865d990d84b9db0dba78446b851
送検される高橋容疑者。19年4月から板橋区内の小学校に勤務していた
https://i.imgur.com/yGRHdRZ.jpg