津波でワカメ養殖に被害 補償など支援求める声も

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/sendai/20220117/6000017756.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

南太平洋・トンガの火山島で発生した大規模な噴火の影響で、塩釜市沖のワカメ養殖に
津波の被害が確認され、漁業者からは補償などの支援を求める声が上がっています。

日本時間の15日、トンガ諸島の火山島、「フンガ・トンガ フンガ・ハアパイ」で
大規模な噴火が発生した影響で、県内の沿岸部にもおよそ14時間に渡って津波注意報が出され、
最大70センチの津波を観測しました。

津波注意報の解除から一夜明け、沿岸部ではワカメ養殖に津波の被害が見られています。
このうち、塩釜市沖の松島湾で、ワカメ養殖を行っている赤間俊介さんは、
17日朝、船で養殖場に向かい、被害状況を確認しました。
赤間さんが撮影した映像では、通常は均等な間隔で浮かんでいるブイが
複数の箇所に固まっているのが確認され、ブイにつるした、ワカメの種を植え付けたロープが
絡まっているものとみられます。
絡まった状態だとワカメに栄養が行き渡らず、今後の生育に影響が出てくる可能性があるため、
1週間程度かけて復旧作業を行うということです。

すでに傷ついたワカメも見られ、今シーズンの収穫量は1割から2割ほど減る見込みだといいます。
赤間さんは「遠くから津波が来て、前代未聞の被害を受けた。
今後は復旧しながらの作業となるため、収穫量が減る。被害の補償や販売支援などを
行政に求めていきたい」と話していました。

塩釜市によりますと、新浜など3か所のワカメ養殖で津波による被害が確認されているということで、
詳しい状況を把握し、対応を検討することにしています。

01/17 12:24