2022.1.18

 沼津市戸田の駿河湾深海生物館でこのほど、昨年1月に新種として発表された大型深海魚「ヨコヅナイワシ」の液浸標本の常設展示が始まった。


常設展示が始まった「ヨコヅナイワシ」の標本=沼津市戸田の駿河湾深海生物館
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 同種の標本は世界で6個体目。昨年3月にテレビ番組の企画で駿河湾内の水深約2150メートルから底はえ縄で採集された。東京大大気海洋研究所の猿渡敏郎助教が譲り受け、解剖後の標本を12月に同市に寄贈した。全長約1・3メートルの迫力ある姿が、訪れた人たちの目を引いている。

 同館を管理する市水産海浜課の北村和孝主査は「状態はきれいで、非常に貴重な展示。“深海魚の聖地”戸田の新たな目的の一つとして足を運んでもらいたい」と話した。

https://www.at-s.com/sp/news/article/shizuoka/1013609.html