新型コロナウイルスのオミクロン株に感染したヒトの体内で作られた抗体は、デルタ株に対してあまり効果がないことが分かった。
ロシアの分子遺伝学研究科学センターの創設者であり事務局長のアンドレイ・イサエフ氏が、このように述べている。

イサエフ氏によると、オミクロン株感染後に体内で生成された抗体は、デルタ株に対する働きが弱いことが最近の研究で明らかになった。
しかし、デルタ株感染後に生成された抗体は、オミクロン株の活性を低下させるという。

同氏は、「これは、オミクロン株の出現がパンデミックの救済や終焉にならないことを示唆している」と強調した。
https://jp.sputniknews.com/20220122/10009462.html