2022.01.26 Wed posted at 19:00 JST

(CNN) 米ジョージア州のアトランタ動物園で、雄ゴリラとしては世界最高齢だった「オジー」が死んだ。
動物園の発表によると、死因はまだ分かっていない。
オジーは61歳、体重約160キロのニシローランドゴリラ。同園に1988年、アフリカ熱帯雨林の展示が開設された時にやって来た第一世代のゴリラだった。

職員は先週から食欲の減退に気づき、なんとか食べさせようとしていた。最期の24時間は顔がはれて元気がなく、食べ物も飲み物ものどを通らない状態で、チームに看病されていた。死因を調べるため、死骸(しがい)の解剖が予定されている。
この数日前には、オジーと同じ獣舎で15年以上過ごした雌ゴリラのチューンバが老衰のため、59歳で死んだばかりだった。
オジーはお気に入りのコーナーで昼寝する姿がよく見られた。好物はオレンジやキャベツで、スタッフの呼び掛けに声を上げたり、ドアや窓をたたいたりして答えた。
ニシローランドゴリラは絶滅の危機にある野生生物に指定されている。密猟や病気により、生息数はこの20〜25年で6割以上減ってしまった。
オジーには、アトランタ動物園にいる娘と息子、孫娘たちのほか、米国内やカナダの動物園に合わせて20頭以上の子孫がいる。

https://www.cnn.co.jp/fringe/35182651.html