飲食などで感染 “鼻マスク”避けて


では、いま、どこでも感染する可能性がある状況で、どう対策すればよいのでしょうか?
ポイントは、オミクロン株でも、感染経路はこれまでの新型コロナウイルスと変わらない点です。

飛まつや「マイクロ飛まつ」と呼ばれる密閉された室内を漂う小さな飛まつが主で、ウイルスがついた手で鼻や口などを触ることによる接触感染もあります。

国立感染症研究所が1月13日に出したオミクロン株に感染したケースの疫学調査の結果では、オミクロン株でも、飲食店での職場同僚との忘年会や、
自宅での親族との会食など、飲食を通じた感染が見られていて、飛まつ感染が多くなっています。


職場での密な環境での作業を通じて感染するケースも報告されています。

これまでも続けてきた「マスクを着用する」、「換気を行う」といった対策を徹底することが重要になっています。

政府分科会の尾身会長は、1月25日、分科会のあと報道陣の取材に対し「マスクを外した状況や、“鼻マスク”など着用が不十分な状況での感染が、
思っていたよりはるかに多いことが分かっている。徹底してもらいたいのはマスクの適切な着用で、不織布マスクで鼻までしっかり覆ってほしい」と述べました。

マスクをとった会話や飲食の場面で感染するリスクが高く、厚生労働省の専門家会合は、ワクチン接種者も含め、
マスクの正しい着用、手指衛生、換気などの徹底を継続することが必要で、「1つの密でもできるだけ避けた方がよい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220127/k10013452401000.html#:~:text=%E6%9C%AA%E6%8E%A5%E7%A8%AE