パフォーマンスという意味で、吉村知事の象徴的な失政は「野戦病院」だという。

「当初、吉村知事は、オリンピック選手村で使用されていたエアウィーヴの段ボールベッド(800床)の寄贈を受け、野戦病院を早急に整備する旨を大々的にぶち上げていたのですが、じつは精査したところ、段ボールベッドにはコロナ療養に不可欠なフレーム、マットレスの抗菌加工がなく、またキャスターがないためベッドの移動もできないなど、『不適格』であることが判明したという報告が府からありました。

 また、段ボールベッドはコロナ患者が一度使用した後は、医療廃棄物として焼却処分しなければならず多大なコストがかかるなど、まったく話にならない代物で、結果的には『言い訳程度』に約10床だけ引き取った。これらの調整に府の職員は忙殺された挙句、野戦病院が完成したのは、第5波の緊急事態宣言が解除された日という徒労に終わりました。

 その後はつい先日まで、まったく使われぬまま施設は閉鎖されており、いざ第6波となると着手に遅れて、ようやく1月27日から稼働を始めた始末です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d34ea79584b87d6935884ebfc8322de5d24450a3