北海道函館市沿岸でナマコを密漁したとして、漁業法違反罪に問われた高橋一被告(40)の控訴審判決で、札幌高裁(成川洋司裁判長)は3日、懲役2年4月、罰金750万円とした一審函館地裁判決を支持、量刑が重過ぎるとした被告側の控訴を棄却した。

成川裁判長は「密漁グループを立ち上げて組織の強化を図り、売却利益の相当部分を保有している」と悪質性を指摘。罰金額に関しては「原判決は裁量の範囲内といえる」との判断を示した。

一審判決によると、高橋被告は2021年1〜2月、密漁グループのメンバーと共に5回にわたり計900キロ以上のナマコを捕獲した。

共同通信
2022/2/3 17:13 (JST)
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