※日本経済新聞

大学の遠隔授業、特例で単位上限緩和へ 中教審チーム
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE03AVM0T00C22A2000000/

2022年2月3日 20:00 (2022年2月3日 22:05更新)

中央教育審議会大学分科会の作業チームは3日、現在60単位が上限とされている大学の遠隔授業について、一定の条件下で緩和する特例制度を導入する案を大筋で了承した。新型コロナウイルス下でオンライン授業が広がる中、海外からでも参加できる利点を生かし、外国人留学生の獲得などにつなげる狙いがある。

今後、具体的な緩和の内容や条件など詳細を詰め、2022年度中の基準改正を目指す。

遠隔授業で取得できる単位数を巡っては、文部科学省が大学卒業に必要な124単位のおよそ半分に当たる60単位までとする基準を定める。新型コロナ対応で20年度と21年度については限定的に制限を撤廃した。

3日に示された案は、海外の大学がオンラインによる教育プログラムで優秀な留学生の獲得に乗り出していると指摘。「世界的に人材獲得競争が激しさを増す中、遠隔教育の可能性を生かした教育を構築することが求められる」と強調した。

その上で大学などから現行制度が大学の創意工夫に基づく教育や研究の制約になっているとの声があることを踏まえ、基準の見直しが必要とした。

一方で「遠隔教育は試行錯誤しながら改善を図る段階にある」として、上限を60単位とする原則は維持。大学の先進的な取り組みを後押しし、授業などの質を担保できると認められた場合、特例で上限を緩和できるようにする方針を打ち出した。

(略)

※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。