02月03日

 福島県いわき市小名浜にあるアクアマリンふくしまで、1日から展示が始まった深海魚「カンテンゲンゲ」。幻の魚ともいわれ、展示されるのは日本で初めてです。

きっかけは去年6月、職員が北海道沖で採集を行った際、採集した魚が1センチほどのタマゴを吐き出したことに気付きました。当初は何のタマゴかわかっていませんでしたが、持ち帰って育成する中で、外見上の特徴などからカンテンゲンゲであることがわかったということです。

北海道から千葉県の太平洋沖などに生息していることは分かっていますが、詳しい生態は分かっておらず、生きている姿が見られるのは非常に珍しいということです。

【アクアマリンふくしま・森俊彰さん】「稚魚でですね、今回見られたのは初めてですので、このように生まれたときはまだ白いという状態もですね、一つ見どころかなと思います」。

カンテンゲンゲの稚魚は成長するにつれ黒くなり、最大50センチほどまで大きくなるということです。

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